FNT CommandとCommscope imVisionの連携による自動配線管理

K-Iwasaki

今回は、弊社が提供するDCIM製品であるFNT Commandの外部連携機能の一例をご紹介いたします。FNT Commandは強力な配線管理機能を備えた製品であり、特に欧州市場では高い市場シェアを有しています。ドイツのDAX-30に属する企業の50%以上がFNT Commandを採用しており、世界中で500以上の企業がFNTソフトウェアを利用しています。

今回紹介する外部連携機能は、Commscope(コムスコープ)社のimVisionというAIM(Automated Infrastructure Management:自動インフラ管理)製品をFNT Commandと連携させるものです。imVisionは専用のインテリジェント・パッチパネルとコントローラを使用し、ケーブリング配線の自動認識とLEDやコントローラ上のディスプレイを活用して複雑な配線経路を容易に識別できます。コムスコープ社はimVision専用の管理ソフトウェアを提供していますが、FNT CommandともAPIを介して連携できるように設計されています。なお、コムスコープとFNTのグローバル・パートナーシップは10年以上にわたり継続されています。

かつてのブームは落ち着きましたが、今でも配線の自動認識や配線管理の省人化を求めるニーズは根強く存在しており、弊社にもそのようなお問い合わせが時折寄せられます。FNT Command × Commscope imVisionの連携システムは、こうしたニーズに対する一つの有力なソリューションと言えます。

具体的にどのような連携ができるのか?

FNT CommandとコムスコープimVisionのインテグレーションは以下の2つの構成が提案されています。

  1. FNT CommandサーバとCommscope imVisionサーバ間の双方向APIインテグレーション
  2. imVisionコントローラからFNT Commandサーバへの一方向インテグレーション

1.の構成では、以下のような機能が実現できます。

・imVisionパッチパネル間でケーブルを接続・抜線すると、その変更はFNT Commandの画面上に自動的に反映される

・FNT Commandで発行されたワークオーダー(配線接続・抜線の作業指示)で指定されたパッチパネルポートは、imVisionのインテリジェント・パッチパネル上のポートLEDで通知される。スイッチやサーバなどの指定ポートについては、ラック内に設置されているimVisionコントローラのディスプレイ上に表示される。

もうひとつの2.の構成は、コントローラーAPIとのインテグレーションです。できることはより限定的となりますが、FNT CommandはimVisionコントローラからポートステータスを取得し、その情報を画面上で更新する仕組みであるようです。

尚、これらはデモンストレーション動画で紹介されています。

詳しくはお問合せいただければと思いますが、FNT CommandとコムスコープimVisionのインテグレーションにより、配線接続情報を自動的かつリアルタイムに取得できるようになり、信頼性の高いドキュメントをより簡単に管理するのに役立つでしょう。


データセンターインフラ運用課題解決に向けたご相談は、DCIMのスペシャリストベンダーである弊社までご相談ください
FNT Commandの製品ページはこちら

 

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