Zabbix(サーバ・ネットワーク監視)とDCIM(物理ITインフラ監視・管理)は別物です

K-Iwasaki

「ZabbixとDCIMの違いを教えて」「ZabbixとDCIMの比較表を出して」「DCIMでサーバーリソースの監視はできますか?」

サーバ・ネットワーク・アプリケーション統合監視ソフトウェアのZabbixという製品は日本ではポピュラーなようですね。私たちがデータセンターインフラ管理(DCIM)のソリューションを提案する中で、しばしばお客様から冒頭のような質問が飛んでくることがあります。・・・少し混乱が見受けられますので、ここで解説しようと思います。

上記の質問に対し、まず結論から言いますと、ZabbixとDCIMは比較するものではありません。そもそもそれぞれのツールは目的が違いますし、機能もSNMP監視の部分では一部被るものの、実際は大きく異なります。そして管理する部門も異なります。

一般的にサーバー管理者とインフラ設備管理者はそれぞれ別の部門に属しています。(中小企業の一人情シスさんのように、全て一人で管理している方は例外として)
サーバー管理者はZabbix、インフラ設備管理者はDCIMを運用で利用します。サーバー管理者がDCIMを使うことはあれど、DCIMはZabbixを置き換えたりしません。両方使うのです。

ではなぜ、サーバー管理機能とインフラ設備管理機能をオールインワンにせず、両方使わなければならないのでしょう?答えはセキュリティ上の理由によるものであると考えます。

サーバー管理者はサーバーの状態監視をするために、ツールでは例えばIPMIなどのプロトコルを使い管理者権限でサーバー内部にアクセスします。一方、設備管理者は分電盤設備やラックPDUなどの電源状態を監視・あるいは制御するために、DCIMツールで設備監視デバイスにアクセスします。

もしこれらの機能が一つになると、それぞれの部門の管理者やユーザは他部門が管理する重要な情報を閲覧出来たり制御できたりする可能性が生まれます。ユーザー権限で制御する事もできるのかもしれませんが、セキュリティ上の懸念は消えません。

これはもっとわかりやすい例、例えばコロケーションサービスを提供するデータセンター事業者と、それを利用するテナントユーザーの関係を考えるとわかりやすいですね。

よく「DCIMとは、ITとファシリティ(設備)の監視や管理を一つにまとめることで、データセンターインフラ運用の効率化を実現するツールである」という説明をしますが、これは「のべつまくなし」にひとつのツールに機能を持たせるということではありません。部門間ではお互い超えてはならないセキュリティ上の境界線があり、DCIMはその境界線の中ギリギリの範囲で設備とITの管理を統合化しているのです。例えばサーバーの利用電力をコンセントレベルで計測可能なインテリジェントPDUで計測するのがひとつの典型的な一例です。

今回のZabbixとDCIMの関係はこの境界線を越える範囲のものであり、これはBMSとDCIMの関係でも説明する事ができます。


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