【DCIM FAQシリーズ11】配線の物理的な敷設ルートは表示できますか?

K-Iwasaki

一般的にDCIMソフトウェアには配線管理機能は含まれています。(センサーの監視機能のみで配線管理機能が含まれていないものも多いですが、それらはDCIMが持つ一部分の機能です)
配線管理機能では、主にIPアドレスをベースとした論理的なネットワーク管理を行うネットワーク管理システム(NMS)ではわからないポート単位の「物理的な」ケーブル配線経路を管理する為、ネットワーク障害が発生した際のトラブルシュートに役立つとされ、ネットワークインフラ担当者にとって欠かせないものです。

ということで、配線管理をしっかり行われたいお客様は多いようで、弊社にも問い合わせは結構来ます。
そしてお客様のご要件をヒアリングする中で、時々出てくる質問というのが、「配線の物理的な敷設ルートは表示できますか?」です。
要するに、一本一本のケーブルのケーブルが通っている具体的な場所を図面上で表示し、ケーブルルートを確認したい、という要望です。

まず結論から申し上げると、弊社取り扱い製品では、この機能を持っているのはCommscope iTRACSのみです。
iTRACSでは一本一本のケーブルルートを描画させる事が出来ます。これを実現するにはケーブル敷設ルートの各指レイヤーをあらかじめ設定しておくことで自動的にケーブルはそのルートにそって描画されます。
これはある程度ルートのパターンが少ない場合であれば比較的容易ですが、複雑になればなるほど登録処理が煩雑になります。

ちなみに、一般的にデータセンター内の各フロア間、ラック間の配線は、米国規格協会(ANSI)で定められたEIA/TIA-568に基づく構造化配線(ストラクチャード・ケーブリング)が基本となっています。構造化配線システムでケーブリングを構成すると、システムごと、ベンダーごとに異なる配線に対し、毎回フリアクを開けて配線を引き直すといった無駄な作業が無くなります。要するに床下やラック上部に敷設されたケーブルは一定規模以上の増設や移設がない限り変更されないということです。
変更されないということは、当初の設計図面を参照するだけでケーブリングルートが分かるということですので、必ずしもDCIM側で管理しなくても良いということになります。

このような考えに基づいているからなのかどうかは分かりませんが、「配線の物理的な敷設ルート」を管理する機能はDCIMソフトウェアではあまり重視されていません。

ちなみに、それでも状況によっては新たにケーブルを引き回さなくなることがあるので、ルート上で何mのケーブルを用意すればよいかを把握したい、といったニーズに対しては、図面上からケーブル長を計算できる機能が用意されていたりします。


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