データセンター市場の成長とともに増加するインテリジェントラックPDUの採用

K-Iwasaki

AIの進化に伴い、ますます高電力・高密度化が進む現代のデータセンター環境では、これまで以上に高度で正確な電力計測が求められます。かつて、旧式のデータセンターではクランプメーターを使用し、手動で計測することが一般的でした。近年では、分電盤の回路に電流計測センサーを取り付ける方式が増加していますが、将来的にはこれでもクリティカルな要件を十分に満たすことが難しくなる可能性があります。

一方で、インテリジェントラックPDUは、負荷機器側で直接、インレットまたはアウトレットレベルで様々な電力パラメータ値をより正確に計測します。さらに、温度や湿度などの環境計測機能も組み込んでおり、一部の製品には遠隔電源制御が可能な機能も備わっています。

インテリジェントラックPDUの採用が増加

インテリジェントラックPDUを導入することで、従来以上に各サーバラックや各サーバの利用電力状況、およびその周辺環境状態を詳細かつ正確に把握できるというメリットがあります。このような特長は、監視の要求がますます厳しさを増している現代のデータセンターにおいて、その重要性が再認識されている要因となっています。

ある調査レポートによれば、2028年までの予測では、インテリジェントラックPDU市場が年平均成長率8.34%で成長するとされています。これは、ますます多くの組織がデータセンターでこの先進的なハードウェアを積極的に活用し、導入を進めていることを示唆しています。

インテリジェントラックPDUとDCIMソフトウェアを組み合わせると最強

インテリジェントラックPDUをエンタープライズクラスのDCIMソフトウェアと組み合わせると、1ラックあたり毎分500のデータポイントを収集できるようになり、数100から数1000ラックにまたがり収集された膨大なデータを、ひとつのデータベース内で統合管理できるようになります。また、それぞれのデータはデータセンター管理者や運用担当者が様々な運用シーンで即座に活用できるよう、チャートや2D/3Dの仮想的なサーバルーム空間に見やすく表示され、運用効率を劇的に向上させます。

DCIMソフトウェアはまた、インテリジェントラックPDUが収集した細かで正確な計測データを集計・演算し、ユーザの目的に適したアウトプットを提供することにも長けています。


弊社では、インテリジェントラックPDUとDCIMソフトウェアを組み合わせたソリューションを提案し、導入支援も行っています。データセンターインフラ運用課題解決に向けたご相談は、こちらよりご相談ください
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