データセンターファシリティ技術を理解する事はベンダーロックイン回避に有効

K-Iwasaki

伝統的に日本企業のITシステムは大手SIerへの依存度が高く、ITシステム構築をSIerに丸投げすることが慣習的に行われてきました。これをいわゆる「ベンダーロックイン」と言います。

ベンダーロックインとは、情報システムなどの中核部分に特定の企業の製品やサービスなどを組み込んだ構成にすることで、他社製品への切り替えが困難になること。

IT用語辞典 e-Wordsより引用

ベンダーロックインに陥ると、ベンダー側が製品やサービスを値上げしてもしぶしぶ購入を継続せざるを得なくなり、他社製品を基盤とするシステムへ乗り換えようとしても莫大な再開発コストがかかってしまうことが多いと言われます。このような状態になると、企業にとってよりコストが安く、より良い構成があったとしてもそれを選ぶことは叶わず、ITシステムのコスト削減や最適化の道は閉ざされてしまいます。(もちろんそのベンダーがベストな製品を提供している場合もあるでしょうが)

ベンダーロックインを防ぐためには複数社の提案を比較検討すればよいことになります。単純なシステムであれば簡単かもしれませんが、複雑な組み合わせのシステムになると容易ではありません。そうなると結局ベンダー任せの組み合わせを受け入れざるを得なくなり、ベンダーロックインのループから抜け出せません。

その問題を解決するにはやはり自社で技術的知識を高め、自分達である程度の構成概念を理解することです。もちろん細かな部分は依頼するベンダーに任せればよいのです。自分達で自社に最も最適な構成は何か?を理解し、構成の基本方針を決め、そのうえでベンダーに提案してもらえば、ベンダーに言いなりになることはなく、ベンダーロックインを回避できるようになります。

データセンターの技術の発展は目覚ましいです。数年前の常識が非常識になっていることもしばしばあります。しかもデータセンターの構成は複雑です。更にデータセンターのファシリティ、例えば電源や空調などの設備のライフサイクルは一般に15年と言われます。一旦構築すると15年は変えられなくなるということを意味します。
このように考えると、もしあなたの会社がこれからデータセンターを作ろうとした場合、データセンターファシリティを構成する各要素の知識を高め、様々な法令やガイドラインを理解する事は15年間後悔しないためには重要ではないでしょうか?

サーバーやネットワークなどのITインフラに精通したスタッフは社内にいたとしても、データセンターファシリティの全体を理解するスタッフはなかなかいないのではないでしょうか?
そこで弊社は、国際的に最も評価が高い「DCPRO」というデータセンター教育プログラムを展開しております。
DCPROはデータセンター業界の最新の標準・規制・ガイドラインを基軸に、データセンターファシリティの基礎から最新のベストプラクティスに至るまで、データセンターの設計・運用に必要となる技術知識を体系的に学べます。

データセンター設備をご検討されようとされている方々へ、DCPROでデータセンター知識を高め、ベンダーロックインのリスクを少しでも抑制してみませんか?


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