データセンターファシリティの基礎を学べるデータセンター教育プログラム「DCPRO」

K-Iwasaki

守破離(しゅはり)」という言葉があります。これは、武術や茶道などでの修業における段階を示す日本古来からの言葉です。
「守」は、師や流派の教え、型・技を忠実に守り、確実に身につける段階を意味し、 「破」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階で、「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階とされています。

そういえば一昨日、オリンピックの柔道種目で阿部兄妹が見事に同日金メダルの快挙を達成しましたね。彼らはまさにこの「守破離」を全うし、一つの頂点を実現したのだと思います。

しかしこのプロセスは武術などに限ったものではなく、物事を極めるうえではどの分野でも共通するものであると考えられます。
それはビジネスにおいても同じです。もっと絞り込むと、我々の業界、例えばデータセンターのエンジニアにとっても同じです。
新人エンジニアはまず各種技術の基礎知識や、規制・ルール、あるいはベストプラクティスを学び、あるいはいろいろな先輩上司からも様々な知識や技術を学び、そしていつしか自身で独り立ちしていくのです。これはまざにこの「守破離」の流れです。

しかし、非常に速いスピードで進化を続けるデータセンター業界では現在、「守破離」を達成するための一部のピースが不足している状況があるのかもしれません。今回はそのあたりを考えてみました。

基礎技術を学べる教育プログラム

師や流派の教え、型・技を忠実に守り、確実に身につける「守」の段階は非常に重要です。
型や技を身につけるために、データセンター業界には様々な基礎技術を学べる教育プログラムが存在します。IT関連では、ネットワークエンジニア向け、サーバーエンジニア向け、データベースエンジニア向け、クラウドエンジニア向けなどなど、多くの教育ベンダーから非常に数多くの教育カリキュラムが提供されています。設備関連も学校や専門学校など、技術の基礎を学べる機関は数多く存在します。

しかし、データセンターインフラファシリティに関わる教育プログラムは今まであまり提供されていませんでした。
個別の技術に対する知識はあっても、データセンター全体をベストな形で構築したり、適切な運用をしていくためのノウハウがない、といった具合です。
データセンターは過去30~40年かけて進化を続けてきました。その時代に生きてきたエンジニアは、技術の進化と共に自身で調べ、トライし、時には失敗し、そうして一人前になってきました。また先輩の動きを見たり教わったりして少しずつ学んでいきました。
しかし、ある程度基礎技術の基盤が成熟した今、若いエンジニアが先人たちと同じ道を歩むことはできません。
そこで、それら基礎知識やベストプラクティスを取り纏めて若手に教える仕組みが必要となります。

話は少し変わりますが、最近は少なくなっては来たものの、以前はデータセンターのインフラ設備構成では少し誤った理解に基づく間違った構成を組んでいた事例が多々ありました。

例えば、パッチパネルをJJコネクタ(Jack – Jack の略で、メス同士の端子を持つ部材)的に前背面にパッチコードを繋ぐケースがあったり、ラックが前後向きがバラバラな配置であったり、そうして起きた熱問題を解消しようと大型サーキューレーターを配置したりといった感じです。
こういった間違いを起こさないためにもやはり、インフラ設備設計・運用の基礎を学べる仕組みは必要です。

更にいうなれば、今でも進化を続けるデータセンターは、もしかしたら数年前の知識は陳腐化して役に立たなくなることだってありえます。

そのような課題を解消するために、弊社はDCPROデータセンター研修プログラムを提供しています。DCPROでは、最新のデータセンターテクノロジーや業界をリードする企業の最先端なベストプラクティスを学べます。そして「師」となる講師も業界内で経験豊富な一人者を取り揃えています。
複数のクラス、複数の「師」から学ぶことも可能です。
是非DCPROの研修を「守」あるいは「破」の一部の位置づけと捉えていただき、データセンターエンジニアとしての最初のステップとしていただければ幸いです。


DCPROの概要や開講スケジュールなどはこちらからご覧いただけます。

 

 

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