Sunbird dcTrackでいろいろなお天気ウィジェットを試してみました

2023.07.03DCIM

K-Iwasaki

今はまだ梅雨の真っただ中ですが、ここ最近は真夏の猛暑のような日が続いていますね。そして天候の急変によるゲリラ豪雨も増えるこの時期、天気予報を見る機会が増えている方も多いのではないでしょうか？

さて、天気予報が気になるシチュエーションは生活の中だけではなく、データセンター事業者も気象状況を気にされているようです。それは例えば、自然災害への事前対策を講じるためであったり、エネルギーの効率的な利用の冷却戦略のためであったりといった理由があるようです。

弊社が取り扱うデータセンターインフラ管理（DCIM）ソフトウェアのひとつであるSunbird dcTrackのセールスポイントのひとつに「ゼロ・コンフィグレーション・ダッシュボード」があります。これは非常にユーザーフレンドリーであり、多種多様なダッシュボードウィジェットがあらかじめ用意されており、ユーザーが簡単にカスタマイズできるのが特徴です。そのウィジェットの一つに「HTMLウィジェット」がありますが、今回はそのHTMLウィジェットを使い、いろいろな天気予報データの表示を試してみました。

ネット上では無料の天気予報ウィジェットを提供しているサービスが結構見つかりますが、今回は現時点で正常動作確認が取れたものをいくつかご紹介します。

天気予報埋め込みツール「ハリテン」
株式会社サイトクリエーションさんが提供する「ハリテン」は最高気温、最低気温、降水確率。降水量。風速。風向。温度。積雪量など項目が多く、その中から表示したいものを選択してカスタマイズできます。ほかにも表示日数や色を変えたりできます。

天気予報ウィジェットで日本語に対応しているものはそんなに多くない中、これは貴重な存在です。レスポンシブ対応ですが、最大サイズは決まっているようです。

weatherwidget.org

Weatherwidget.orgでは水平、レスポンシブル、ティッカーの3種類のレイアウトが用意されています。「水平」は表示項目が温度に加え、気圧や風速がありますが、それ以外は温度のみです。「水平」と「レスポンシブ」は、フルレスポンシブであるようで、横長や縦長など形状の自由度が高いです。また、ティッカー表示は動きがあって格好いいですが、日本語表示にすると日付表示が変になるのでいまいちです。

Sharp Weather

Sharp Weatherは英語とスペイン語しか対応しておらず、日本の場所の指定も「Tokyo」など大雑把にしかできません。しかしここでは様々な種類のレイアウトが用意されているのが良い点です。特にSmall Widgetシリーズにもいくつものレイアウトの種類があり、スペースを取らないコンパクトなウィジェットが欲しい場合には重宝するかもしれません。

tomorrow.io

ホームページは英語ですが、ウィジェットは日本語対応しています。細かなロケーション名もしっかり日本語で表示してくれるのはありがたいですね。ここのウィジェットは意外に優れモノで、基本の天気予報に加え、Firerisk Index（火災リスク）、Air Quality Index（空気質）などもあり、また多拠点同時表示レイアウトなど多彩なレイアウトが用意されています。そしてレイアウトのピクセルサイズを自由に変えてフルレスポンシブな表示を確認できる機能が便利です。さらにスライドショー的に切り替わるアニメーションを持つレイアウトもあり、高機能です。

こちらはdcTrackでレイアウトがしやすそうなウィジェットなのでおすすめのウィジェットです。

WeatherWidget.io

ここもtomorrow.ioと同様、ホームページは英語ですが、ウィジェットは日本語対応し、またレイアウトのピクセルサイズを自由に変えてフルレスポンシブな表示を確認できるので結構実用的です。ただ、レイアウトは週間天気予報の一種類のみです。

Sunny Spot

天気・気象情報サイトのSunny Spotが提供するお天気パーツは完全日本語対応です。種類としては、マーキーバージョン、今日明日の天気バージョン、週間天気バージョン、潮汐バージョンの4パターンです。こちらはiframeコードで提供されます。よって、dcTrackにウィジェットとして取り込んだ後にウィジェット内のプルダウンメニューから地域を変更したりができます。