メタバースはデータセンターの物理インフラ運用管理を進化させるのか?

K-Iwasaki

昨年、旧Facebook社が社名を「Meta(メタ)」に変更すると発表し、メタバース実現に向けて本格的に動き出したことで、「メタバース」という言葉が一気に有名になり、最近あちこちでその言葉を聞くようになりましたね。
「メタバース」とは、Wikipediaでは以下のような書き出しで解説されています。

メタバース(Metaverse) は、コンピュータコンピュータネットワークの中に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことを指す

というわけで昨年以来トレンド・バズワードとなっているメタバースですが、定義は未だに曖昧なようです。ちなみにメタバースは昨年始まった新たなテクノロジーでもなく、実は20年近く前から存在していました。メタバースの先駆けとして最近再度取り上げられるようになった「Second Life」は2006年に始まりました。当時大ブームだったこともあり、プレイされていた方も多いのではないでしょうか?
VRヘッドセット、AR、アバターなどメタバースの構成要素とされる技術は様々ですが、そのベースとなるのは3Dの仮想空間であると言えるでしょう。3DCGによる仮想空間を表現する技術は1980年代頃から始まりましたが、ハードウェア性能やソフトウェア技術の進化に伴い、今では様々なシーンで使われています。

現在の各社DCIMソフトウェアでの3D仮想空間を活用した機能

iTRACS

さて、データセンターインフラ運用管理(DCIM)ツールの世界でも3D仮想空間のユーザーインターフェースを提供する製品は以前からありました。3次元でデータセンタの仮想空間を表現する事で、可視性を高めたり、2次元ではできなかったり難しかった事が出来るようになります。それにより結果的に運用効率を高める効果があると考えます。
では、弊社取り扱いの各DCIMソフトウェアでは3Dの仮想空間を活かしてどのような機能を提供しているのか?について紹介します。

① Commscope iTRACS ~アセット管理機能に活用

iTRACSは今からおよそ10年前、DCIMに3Dユーザーインターフェースを採用した先駆けの製品であり、3D仮想空間の表現力をフルに活かし、現場でのラック実装状況を100%完全に再現します。ユーザーは現場に行かずともiTRACSの仮想空間で現地の機器設置状態を直感的に把握する事が出来ます。また、配線の物理的な経路についても3Dで再現することが出来ます。

Struxureware DCO

② Schneider Electric Struxureware Data Center Operation ~CFD機能に活用

Schneider Electric Struxureware Data Center Operation(DCO)では、3D表示をCFD解析機能に活用しています。CFD解析では水平軸に加え垂直軸でもCFD解析を行うことが出来ます。ラック内の機器設置状態も示しますが、これについてはラフな表示に留まります。

③ Sunbird dcTrack ~アセット管理、サーマルマップ、配線経路など多岐にわたる機能で活用

dcTrack

Sunbird dcTrackの3Dビュー機能はより多機能であり、また軽快な操作感が特徴です。まずiTRACSと同様ラック内の機器設置状態をグラフィカルに示し、そしてリアルタイムな温度状態などを水平軸及び垂直軸のサーマルマップで表現します。また、物理配線経路も3Dビュー上に表示します。(但しiTRACSのようにリアルな敷設ルートは示しません)

メタバース技術を融合するとデータセンターインフラ運用管理は良くなるのか?

このように3D仮想空間でデータセンターの物理インフラを管理する手法は今や珍しくありません。またAR技術をタブレットを用いた装置設備点検用途に活用する事例もあります。
将来、これらの技術が融合し、運用者が自身のアバターで仮想のデータセンター空間を自由に歩きまわり、稼働状況の確認や制御などの操作をできるようになれば、今よりももっとデータセンターの運用は効率化されたりするのでしょうか?ひとつ言える事は、仮想空間の歩き方や操作方法が直感的なものになることで、現在の3D表示機能の利点はより進化するだろうな、ということです。


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