DCIMのGUIについて

K-Iwasaki

データセンター内の物理インフラを管理し運用するDCIM(Data Center Infrastructure Management)ソフトウェアは、各社から様々な製品がリリースされています。 今回は、そのGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)について、お話しします。 そもそもDCIMという呼び方が生まれたのはまだ10数年足らずで、それまでにも様々なインフラ管理ソフトウェアが存在していました。 例えば、弊社が取り扱うDCIM製品のひとつである「iTRACS」は1987年に最初のバージョンがリリースされました。(当時はCrimpという名称の資産管理・配線管理システム) その当時はまだインターネットもまだ普及しておらず、Windows1.0のデスクトップ上で動作するWindowsネイティブアプリでした。 その後、インターネットが普及し、Webブラウザで情報を閲覧する手法が徐々に一般化してきました。Webブラウザは、WindowsやMacなどのOSプラットフォームに依存せず閲覧できることから、今では様々なアプリケーションがWebユーザインターフェースを採用しています。例として挙げたiTRACSもWebユーザインターフェースの実装が行われました。しかし、iTRACSの美しくリッチな3DインターフェースはWebGUI上ではまだ完全に対応しきれておらず、100%のWebGUI化には到達できていません。 歴史のあるソフトウェア程、WebGUI化は困難なようです。

HTML5 Webユーザインターフェースが現在の最先端トレンド

DCIMの世界も同様、2020年現在、先進的なソフトウェアは皆Webユーザインターフェースを採用しています。古くからあるソフトウェアは、Windowsネイティブアプリを維持しつつ徐々にWebユーザインターフェースへの対応を進め、今では多くのDCIMソフトウェアはWebユーザインターフェースを設けています。 (しかし、いまだにWebユーザインターフェースを実装しきれていないレガシーなDCIMツールも存在します) しかし従来、Webユーザインターフェースの実装には問題がありました。Webブラウザは基本的に静的な情報を表示するものであり、Windowsネイティブアプリのようなリッチな動的なユーザインターフェースは簡単にはできず、当初はJavaスクリプトなどの外部プラグインの力に頼り、動的なユーザインターフェースを実現していました。 しかし、Javaも互換性やセキュリティ問題など様々な問題があり、結果的にあまり企業から受け入られませんでした。 現在、世界で最も最先端と言われているSunbird DCIMは、最新のHTML5に対応した完全Webユーザインターフェース化を実現し、高速な表示スピード、動的かつリッチな表示。安定性を実現しています。 今日、情報を閲覧する端末は、Windows PCだけでなく、Mac、更にはタブレット、スマートフォンなど様々です。 DCIMを選定するのに機能面の比較は重要ですが、それ以上にユーザインターフェースがWebに対応しているか?が更に重要であると言えるでしょう。


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