Sunbird dcTrackでケーブリング管理はどこまでできるのか?を解説

K-Iwasaki

皆様のデータセンター、サーバールームでは結構な数のLANケーブル(光ファイバーケーブル含む)が張り巡らされているかと思います。それらはちょっと気を抜けばすぐに行き先が分からなくなったりしますよね。そこで現場では皆様様々な工夫をされてケーブリング管理をされているかと思います。
それでもケーブル本数が増えてくるといよいよ管理が出来なくなってきます。そんなときに活躍するのがケーブリング管理が得意なDCIMツールです。DCIMツールはベテランの職人さんの頭脳をはるかに超える情報を蓄積し、現場スタッフの運用効率を高めたり、作業ミスを減らしたりといったサポートで活躍します。

では、今回はケーブリング管理機能にフォーカスして、弊社が取り扱うDCIM製品のうちのひとつ、Sunbird dcTrackでは具体的にどんな事が出来るのか?を紹介したいと思います。

物理配線経路、ケーブル属性(ラベル番号、ケーブル色、ケーブル長)

物理配線経路とケーブル属性情報

まず物理インフラ管理ツールとして最も重要な機能として、エンド・ツー・エンドの物理配線経路は各デバイスの画像と共にポート番号、ホスト名、そして設置先ラックの情報(サーバールーム、ラック名、ユニット番号)が表示されます。
それぞれのデバイスを選択すると更にそのデバイスが持つ全てのポート一覧表が表示されます。他にもデバイスのアセット情報を表示したり、拡大図を表示しポートの配置情報や各ポートの接続状態などをグラフィカルに表示したり、あるいは3Dビュー上に移動したりといろいろな操作ができます。

さて、実際にケーブルにラベルを貼ったり、ケーブルの色をカテゴリー別に分けたりして、現場での視認性や確認作業をしやすくされていらっしゃる方は多いと思いますが、dcTrackではケーブル種別、ケーブル色、ケーブルID、ケーブル長などの情報も登録できます。他にもコメント、管理部門・担当者他や自身で追加したカスタム項目など運用に必要な項目全てを登録管理する事が出来ます。

デバイスのポート配置をグラフィカルに確認

スタッフのITリテラシーレベルの違いに影響せず、誰でもすぐにどのポートにケーブルが接続されているかを容易に確認できます。緑色で表示されているポートがケーブルが刺さっているポートです。緑色のポートの上にマウスを持っていくと、遠端の接続先デバイス・ポートがポップアップで表示されます。続いてクリックするとそのポートのエンド・ツー・エンドの物理配線経路図が表示されます。

3Dビューでケーブリング経路の位置関係を把握

3Dビューでケーブリング経路表示

エンド・ツー・エンドの物理配線経路図でもラック番号や各デバイスの設置先ラックユニット番号は確認できるのですが、文字ベースだけだとサーバールーム全体のレイアウトを把握していない限り、配線経路上のそれぞれのデバイスの実際の位置関係を把握するのは困難です。
しかし3Dビュー上では、ケーブリング経路の物理的な位置関係を確認することが出来ます。

3Dビューはマウスで左右上下360度自由に移動したり拡大縮小したりできますので、全体の位置関係を直感的に把握できるので便利です。
また、それぞれのデバイスやポートにマウスを置けばポップアップでデバイスの代表的な資産情報(ホスト名やIPアドレスなど ※表示させたい項目はユーザーで自由に設定可能)を閲覧することもできます。

※参考:床下あるいはラック架上に敷設された実際の物理配線ルートの正確な長さ(m)を調べる機能もあります。

ポート一覧表から配線にまつわる詳細情報を確認

ポート一覧表

デバイスの資産情報ページでは、ポートの一覧を閲覧できます。

この一覧表では、例えばデータレートやコネクタ形状(例:RJ45やSFPなど)などのポート属性、ケーブル色、そして、MACアドレスやIPアドレス、VLAN情報などのIPAM情報なども一元的に登録管理できます。
(※よろしければこちらの記事も参照ください)
あるいは何かコメントを書き込むこともできます。


このような充実したケーブリング管理と共に、資産管理や電力管理などの他の機能を包括的に管理することで、DCIMツールはユーザーのデータセンターインフラ運用の効率化を支援します。
もう少し詳しく話を聞きたい、デモを見てみたい、あるいは実際にトライアルとして使ってみたいと思われた方は是非こちらからご連絡ください。

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