データセンターの運用自動化を推進したSunbird DCIMの導入成功事例紹介 パート2

K-Iwasaki

データセンターの管理者は、運用時間の短縮や、データの正確性を高めるために、タスクの自動化手法をより追い求めるようになってきています。

先日開催されたSunbird社の運用自動化に関するウェビナーでは、eBay、MacStadium、シカゴ大学のデータセンターの専門家らが、APIなどによるインテグレーションでデータセンターの運用自動化を推進した手法に関する、実際の活用事例やアイデアについて紹介してくれました。
ここでは、Sunbird DCIMソフトウェアがいかにしてデータセンターの運用管理を劇的に簡素化したのか?について、彼らのプレゼンテーションから得られた重要なポイントをご紹介します。

今回はパート2の内容をご紹介します。パート1(eBay編)はこちらからご覧ください

パート2. MacStadium、バックオフィスの処理を自動化

MacStadiumは、社内外のお客様のオンラインプロビジョニング体験を向上させるために常に努力しています。同社は、SLAを満たしつつ、外部のお客様に迅速なサービスを提供したいと考えており、これを実現するためには、ハイパフォーマンスなバックオフィス業務が必要でした。

MacStadiumは、既存の顧客体験や社内チームのワークフローを阻害することなく、大量の変更を管理できるソリューションを必要としていました。また、手作業によるデータ入力やヒューマンエラーの可能性を排除したいと考えていました。オープンなAPIを備えた最新のDCIMソリューションは、まさに彼らが必要としていたものでした。

リード・インフラストラクチャ・エンジニア/アーキテクトのロバート・パーキンス氏は次のようにコメントしています。「私たちは、ウェブサイト上から契約したお客様のために、オンデマンドでスロットとコンピュート資産を割り当てている。自動化処理により、コンピュート資産を事前に設定したアカウントから顧客アカウントに自動的に移動させ、そしてすべての社内システムを更新し、顧客アカウントに反映させている」

DCIMを中心とした全システム間のAPI連携

また、MacStadiumはAPIを使い、コロケーションサービスを注文するお客様との運用も簡素化しています。

「API連携により、ラックの空きスペースがどこにあるかを確認し、そのスペースをウェブサイト上から契約したお客様に自動的に割り当てている。その後お客様は機器を送付している」とパーキンス氏。「ラック内設置場所、接続先のスイッチポート、PDUポート、メーカー名や型番、シリアル番号、アセットIDなどの情報は全てのシステム間で同期させている。課金システム、カスタマーポータル、管理システム、会計システムなどのすべてのシステムのデータはDCIMソフトウェアのデータ変更に基づき反映されている」

「APIを使用することで、我々のチームは以前と同じワークフローを利用できるだけでなく、DCIMのあらゆるメリットを得て、リモートでデータセンターの状態を閲覧することができるようになった。当社はグローバルにデータセンターを展開しているが、どのような変更が必要かを常にその場で確認することはできません。しかし、これこそがSunbird DCIMの素晴らしいところです。3Dビジュアライゼーションでは現地にいるような感覚で操作でき、これは私たちのデータセンター全体の信頼できる情報源である」とパーキンス氏。「また、経営陣が自社施設の状態をバーチャルに知ることができるといった点で、Sunbird DCIMは非常に優れたツールであると言えます」

パート3に続く


Sunbird DCIM / ブログ記事からDC ASIAにて一部抜粋・抄訳
Sunbird DCIMの製品概要ページはこちら

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