スクラッチ開発システムvsパッケージソフトウェア DC運用ではどちらがいいの?

K-Iwasaki

今回は、弊社が取り扱うデータセンターインフラ運用管理システムを基準に、それぞれのメリット・デメリットを整理してみました。

以前のブログでも紹介しましたが、日本は海外に比べて委託開発ソフトウェアの比率が異常に高いということが、総務省が発行した平成30年版 情報通信白書の【第3節:日米のICT投資の現状】で分かりました。

伝統的に多くの国内企業は、例えば自社の基幹業務のシステム化を実現する際に、業務にITを合わせる考え方をベースに、「スクラッチ開発」と呼ばれる各社独自のシステムを構築してきました。
各企業独自の運用ルールに合わせて設計された「オーダーメード」システムは、当然その企業に最適化されたシステムとなる反面、コスト面や開発スピード面でのデメリットもいくつか存在します。

一方、パッケージ・ソフトウェアは、スクラッチ開発型システムと比較し、低コストかつスピード感にまさります。しかし、あえてスクラッチ開発を選択される企業も存在します。

スクラッチ開発型システムのメリット&デメリット

スクラッチ開発型システムのメリットと言えば、繰り返しになりますが、やはりその企業の運用に100%最適化されたシステム点であるといえます。伝統的に受け継いできた業務フローを変えたくない場合、これは最高の選択肢となります。

しかし一方で、膨大な開発コストや、要件定義~設計~開発、運用開始後の改修などで、長い期間がかかってしまうといったデメリットがあります。変化のスピードが加速する現代ではこの点はマイナス要素となります。

パッケージ・ソフトウェアのメリット&デメリット

その一方で、パッケージ・ソフトウェアは、安価なコストやすぐに導入が出来たりと、コスト面・スピード面に優れます。また、保守サポート契約をしてさえすれば、常に最新バージョンの機能を利用できます。

デメリットと言えば、まず、提供された機能を使うしかなく、業務をソフトウェア機能に合わせる必要があるという点です。もうひとつ、開発メーカーの倒産や買収などで一方的に販売やサポートが停止されてしまうリスクがある点もよく懸念されるデメリットのひとつです。

ではどちらの選択肢がベターなのか?

海外では、独自のシステムを自社開発する一部のハイパースケール企業を除き、パッケージ・ソフトウェアを使うケースがほとんどです。
データセンターインフラ運用(DCIM)の観点で説明すると、グローバルで統一された規格や運用ガイドライン(ITIL)、あるいはベストプラクティスに基づいて開発されたパッケージ・ソフトウェアに業務を合わせることが、最も運用を最適化できる近道であると考えられているのが理由のひとつではないかと考えます。

また、市場シェアを占めているソフトウェアであれば、利用経験を持つエンジニアも多く存在し、オペレータの確保が楽である点もあるかもしれません。

使いやすさ、自社運用への最適化を見ると間違いなくスクラッチ開発型システムがベストですが、データセンターインフラは、様々な情報が複雑に粗見合い、その中で可用性を維持しつつ効率的なキャパシティ管理が必要となります。スクラッチ開発で、一朝一夕にパッケージ・ソフトウェアと同等の機能性を持つシステムを開発する事は非常に困難です。

まとめとなりますが、個人的な意見としては、コストや開発時間をあまりかけず簡易的なシステムを構築し、簡易的な運用で満足されるのであればスクラッチ開発型システムでよいかと思います。しかし、高度な管理機能を駆使し、その対価として得られる効果を「今すぐ」得たいのであれば、我々はパッケージ・ソフトウェアを自信をもってお勧めします。

「Time is money」もしまだ旧来の運用で課題をお抱えなのであれば、是非スピード感を持って運用業務改善に向けてツールの検討を始めてみませんか?

参考:パッケージ・ソフトウェアでROIが得られたユースケースの一例

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