QDCIMとBMS(中央監視)・BEMSとの違いは何ですか?

A.

BMSは、データセンターの設備管理者が、設備の可用性や安定稼働の担保する目的で利用されるのに対し、DCIMは、IT運用者がより効率的なIT運用を行い、IT投資コストの抑制や運用の省力化を目指す目的で利用されます。

また、それぞれ監視・管理する範囲が異なるという点も異なります。(一部重なる範囲もありますが)

BMSはDC設備全体を監視管理、あるいは制御を行い、一方、DCIMは「サーバルーム内部の「ラック」を中心に監視や管理を行います。具体的な例を説明しますと、例えば電源監視でいうと、BMSでは主に主幹の回路を監視しますが、DCIMでは各ラックに向かう分岐回路を監視します。

そして温湿度監視では、BMSが部屋全体やラック列単位をざっくり監視するのに対し、DCIMではよりラック単体の吸気側温度を監視したりします。

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