サステナブルな未来へ:持続可能性の重要性を再認識する

K-Iwasaki

近年、環境問題や資源の枯渇が深刻化する中で、「サステナブル」や「持続可能」という言葉が頻繁に聞かれるようになりました。しかし、これらの言葉が意味する本質をしっかり理解することが重要です。特に、私たちがデータセンターの運用や管理に携わる場合、その意味を具体的に捉え、実践に移す必要があります。私自身は来週6/7のJapan CDC 2024のイベントで、このテーマに沿ったプレゼンをすることになりましたが、その前に、改めて「サステナブル」「持続可能」についてしっかり理解しておく必要があると思い、考えてみることとしました。

サステナブルとは何か?

まず「サステナブル」とは何でしょうか?「サステナブル」とは、日本語で「持続可能」という意味に訳されます。これは、私たちの活動が長期的に続けられるものであり、未来の世代にも同じように恩恵をもたらすものであることを指す意味のようです。具体的には、環境保護、資源の効率的利用、社会的な公平性などが「サステナブル」の例として使われるようですね。

データセンターにおける持続可能性

では、データセンターの領域で考えるとどうなるでしょうか?
データセンターは、現代の情報社会において重要な役割を果たしています。しかし、その運営には大量のエネルギーが必要であり、環境負荷も大きいです。そこで、データセンターにおける持続可能性を確保するための取り組みが求められています。以下は、その具体的なポイントとして挙げられている項目です。

  1. エネルギー効率の向上: データセンターの運営には膨大な電力が必要です。そこで、エネルギー効率の高い設備や技術を導入することで、消費電力を削減する努力が求められます。例えば、最新の冷却技術やサーバーの仮想化などが効果的です。

  2. 再生可能エネルギーの利用: データセンターの電力を再生可能エネルギー(太陽光、風力、水力など)に切り替えることで、化石燃料の使用を減らし、温室効果ガスの排出を抑えることができます。

  3. 廃熱の再利用: データセンターが発生する熱を再利用することで、エネルギーの無駄を減らすことができます。例えば、廃熱を近隣の建物の暖房に利用するなどの工夫があります。

  4. 資源の効率的利用: ハードウェアの寿命を延ばし、リサイクルやリユースを促進することが重要です。古い設備を適切に処分し、可能な限り再利用することで、資源の浪費を防ぎます。

  5. 環境影響の最小化: データセンターの建設や運用による環境への影響を最小限に抑える努力も必要です。例えば、土地の使用、排水、廃棄物管理などに配慮することです。

データセンターを運営する各社は、上記の課題を解決するために、設備の更改や追加といった大掛かりな設備投資が必要となり、これはハードルが高くなかなかすぐに実現できるものではありません。一方で、より低コストかつ大がかりな設備投資を必要としない、ハードルの低い取り組みとして挙げられるのが「DCIMの活用」です。 DCIM(Data Center Infrastructure Management)は、データセンターの設備や人的な運用効率を高めるためのツールです。DCIMを導入することで、エネルギー消費のモニタリングや最適化が可能となり、運用の無駄を減らすことができます。これにより、データセンターのエネルギー効率が向上し、持続可能な運営が実現できます。

結論

持続可能なデータセンター運営は、私たちの未来に直結する重要な課題です。エネルギー効率の向上、再生可能エネルギーの利用、廃熱の再利用、資源の効率的利用、環境影響の最小化、そしてDCIMの活用といった具体的な取り組みを通じて、私たちはよりサステナブルな未来を築くことができます。来週のプレゼンを通じて、このテーマの重要性を再認識し、実践に向けた具体的なステップを共有できることを楽しみにしています。


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