garmitの「監視ポイントの演算機能」を用いた活用事例 ~PUE管理~

K-Iwasaki

弊社がおすすめするDCIMソフトウェアの一つ、「garmit」ではサーバールーム内の様々なセンサーデータを統合監視できます。
また、生のセンサーデータを表示して監視するのはもちろんのこと、garmitの持つ「演算機能」を用いてユーザー側で「演算ポイント」というものを作成することができます。

この「演算機能」は、garmitの強力な機能の一つであり、取得したセンサーデータをお客様のユースケースに応じて自由に加工して管理できるのです。例えば演算の元データは各種計測ポイントの値やユーザ指定の固定値が複数指定できますし、タグ条件などで抽出指定もできます。そうして指定したデータに四則演算を掛けて「演算ポイント」を導き出します。尚、演算ポイントをさらに別の演算ポイントを導き出すために「入れ子」のように再利用することもできますので、かなりフレキシブルに活用いただけるはずです。
さらに、カスタムで作成した演算ポイントは、通常の監視ポイントと同様に閾値を設定し監視を行うこともできます。

近年「データの利活用」はDX成功に向けた一つのカギと言われていますが、まさに今必要とされている便利機能ですね!!

そこで今回はこの「演算機能」の活用事例のひとつとして、「データセンターやサーバールーム内のPUE管理」をご紹介します。

garmitでPUE値を管理

さてあらためて、「PUE(電力使用効率)」は、設備全体の消費電力量(kWh)/IT機器の消費電力量(kWh)で求められます。

では、garmitでPUE値を表示させる方法を簡単に説明します。まず、演算の元データとなる電力量について、センサーデバイス自身で電力量を計測できるものであればベストですが、もしそうでない場合でもこの演算ポイント機能を使いgarmit内部で電力量を算出します。
次にそれぞれの値が設備全体なのか?、ITなのか?を分類しグルーピングさせます。一つ一つを指定してもよいですが、数が多い場合はgarmitの「タグ」機能を使い、あらかじめ個別の計測ポイントに対し指定したタグをベースに抽出するようにすればより簡単かと思います。

こうして指定されたデータそれぞれを、PUEの計算式に沿って四則演算の設定をするだけです。

次に算出されたPUE値の演算ポイントの表示方法のひとつに、フロアマップ上への表示があります。これは、garmitの「グラフィック機能」を使い、作成したPUEの演算ポイント項目をユーザが指定した箇所に配置することで実現できます。
もう一つ、通常の電流値などの計測ポイントと同様に、トレンドグラフで過去のPUE値推移を表示させる事ももちろんできます。


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