DCIMのポジショニング

K-Iwasaki

DCIMとは日本語では「データセンター(DC)インフラ(I)管理(M)」となりますが、そもそもデータセンターのインフラの管理は非常に多岐にわたります。

我々は過去様々なお客様にDCIMを提案してきましたが、その中で気が付いたのは、「企業や担当者によってDCIMに対する理解が異なる」ということでした。

例えば…
・データセンター事業者の設備管理部門 ⇒ 自社DC設備内サーバールームの電源や空調を監視する
・コロケーション利用企業のITインフラ部門担当者 ⇒ DC内の自社管理サーバーやネットワーク機器の資産情報や配線情報を管理する
・一般企業の情シス担当者 ⇒ 自社管理サーバーやネットワーク機器の稼働状況を監視する

上記の例は、DCIMのもつ機能のあくまでも一部であり、全てではありません。

そこで今回は、正しいDCIMの理解をするための解説をいたします。

図で示したように、DCIMは空調機(CRAC)や分電盤(PDU)などといった「ファシリティ」と共にサーバー、ストレージ、ネットワーク機器などの「IT」のそれぞれの情報をまとめて監視し管理します。

よって、DCIMがカバーできる機能範囲は非常に多岐にわたります。
これらの多岐にわたる情報を単一システムで統合管理を行うことで、一般的には分断している「ファシリティ部門」と「IT部門」間の相互情報連携が実現し、データセンター全体のCAPEX、OPEXの最適化につながるということです。

また、DCIMはあらゆるデータセンター運用担当者にとっての万能ツールではありません。
究極的には、ネットワーク監視や、プロセス管理などの上位レイヤの監視ツールと併用したり、BMSやITSMとの連携を行う必要も出てきます。

しかし、DCIMによって、データセンターのITインフラを一元的に管理をすることで、初めて他のツールとの併用や連携への具体的な道筋が見えてくるのだと思います。


【※補足】ちなみに、DCIMツールも実はメーカーや製品によって強味・弱み、守備範囲が微妙に異なります。

DC ASIAは様々なメーカーのDCIM製品を取り扱い、多岐にわたるお客様からの異なるニースに対応します。詳しくはこちら

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