【Sunbird DCIM導入事例紹介】コンテナ型小型データセンターの完全遠隔監視

K-Iwasaki

2021年6月21日にKDDI株式会社様にて、「KDDI、三菱重工、NECネッツエスアイ、液浸冷却装置の活用および小型データセンターの実現に向けた実証実験を開始」のニュースリリースが発表されたのをご覧になられた方も多いかと思います。

ニュースリリースの本文を引用し簡単に説明させていただきますと、本PoCプロジェクトは、

地球環境保全を目的とした消費電力削減および脱炭素化の取り組みとして、液体でサーバーを冷却する液浸冷却装置を活用し、それらをコンテナに収容した小型データセンターの実現および、国内における2022年度の社会実装を目指した実証実験

2021年6月21日 KDDI社ニュースリリースより一部引用

であるとされています。
具体的には、50kVA相当のサーバーと液浸冷却装置を12ftのコンテナに収容し、十分な冷却性能を発揮しながらも、業界最小水準であるPUE1.1 以下のエネルギー効率を目指し、進められました。

このプロジェクトでは弊社DC ASIAもSunbird DCIM(Power IQ及びdcTrack)を導入し、空冷ラックや液浸槽内も含めたコンテナ内のあらゆる箇所の常時電力計測や温度計測を担い、プロジェクトの成功を下支えしました。電力計測では、アウトレット単位で計測可能なRaritan インテリジェントPDUや分岐回路モニタリングデバイス(BCM)により計測された設備及びIT機器の全電力データを1分間隔で取得・蓄積しました。そのデータを元にPower IQで自動計算された正確なPUE値を、ポータルダッシュボード上で可視化しました。

温度監視においては、空冷ラックを含むコンテナ内の各所についてはRaritan SRC環境監視デバイスにより、計測を行いました。SRCでは同時にセキュリティ監視目的として、コンテナ扉の開閉監視も行いました。液浸槽内のオイル温度などの特殊な箇所の温度計測についても、Control Solutions社のプロトコルゲートウェイBAS-7050RTを介してPower IQ DCIMでの統合監視を実現しました。

このようにあらゆるデータはコンテナ内に設置されたPower IQに集約され、一方KDDI社のクラウド基盤(KCPS)上に導入したdcTrackとAPI連携し、常時同期することで、いつでもウェブブラウザからコンテナ内の状態を見ることができるようにしました。dcTrackのカスタマイズ可能なダッシュボードでは、詳細な電力および温度推移、PUE値の表示に加え、コンテナ内に設置されたAxis社の360度カメラ映像、更にCPU温度などのIT機器内部のモニタリングを行うzabbixのチャートもdcTrackのダッシュボード内に統合化しました。

dcTrackではまた、監視以外でもコンテナ内の全アセットやケーブリングの情報、VMWare ESXiとの同期による仮想サーバー管理も行いました。dcTrackは複数拠点化した場合でもすべての拠点の計測データやアセットデータをワンシステムに集約できるのです。

プロジェクトは12月末に無事成功の中終えることが出来そうです。今回のPoCでは我々にとっても多くの新たなチャレンジがありましたが、エッジ環境におけるDCIMの有効性を実証できたと考えています。
またこの場を借りてKDDI様、NESIC様、MHI様を始めプロジェクト関連各社様への御礼を申し上げます。


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今回導入したDCIM製品「Sunbird Power IQ / dcTrack」の製品ページはこちら
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