DC運用ユースケース ~ストックルームで保管されている機器が設置可能なラックを検索

K-Iwasaki

データセンターにおけるIT機器のインベントリ管理は、ラック内に設置されているものだけとは限りません。予備機としてストックルームに保管されている機器も管理対象に含まれます。

この管理をExcelスプレッドシートで行うことは、一見問題なさそうに見えますが、実際には結構面倒です。一覧表形式で管理するのは簡単ですが、実際にラックに設置された場合は、ラック搭載図面を書いて管理する方がわかりやすいです。しかし、このようにすると一覧表とラック搭載図面の複数のシートに別れてしまい、少し使い勝手が悪くなってしまいます。また、機器の設置・移動・撤去が発生した場合、それぞれのシートを更新しなければならず、作業の手間が増え、入力漏れや入力ミスも起こりやすくなります。さらに、機器の属性データや履歴などの情報連携性がなく、担当者は煩雑な運用を強いられることになります。

そのような問題を一気に解決するのがDCIMソフトウェアです。DCIMではExcel台帳の煩雑な操作を大幅に簡素化し、さらにインテリジェントなキャパシティ検索機能を活用することで、例えばストック機器の設置計画を立てる際に、頭で考えたり現場調査をする必要なく、画面上から瞬時に適切な設置場所を調べることができます。これにより、担当者の運用負荷を大きく軽減させることができます。

今回は、ストックルームで保管されている機器が設置可能なラックを検索するというシチュエーションを例に、Sunbird dcTrackでの操作方法をご紹介します。

dcTrackでは、リアルな環境に合わせて、データベース上にユーザーが保有するすべてのIT機器を登録し、管理することができます。ラックに搭載されているものは各ラック内に、ストックルームに保管されている予備機はそれぞれの保管先に置かれ、それらすべてを一覧で見ることももちろんできます。

では、その予備機の1台を新たに設置したい状況になった場合は、在庫一覧表から、そのアイテムを選び、キャパシティ検索できる虫眼鏡アイコンをクリックするだけです。

すると、その機器が持つ属性(サイズ、通信・電源ポート)と、各ラックの利用状況に応じて、機器が実際に設置可能なラック候補が瞬時に表示されます。

ユーザーはそこから任意のラックと設置ユニット位置を決めるだけです。そして、たったこれだけの操作で、在庫機器のラック搭載への情報の更新が行われたことになります。Excelで同じ作業をどのように行えるか?を想像してみてください。

今回はごくひとつのシチュエーションを例にご紹介させていただきましたが、このようにDCIMを使うと運用上の様々なタスクが簡素化されます。Excel台帳運用が煩雑で疲弊されている方は、一度DCIMをご検討してみてはいかがでしょうか?


今回ご紹介したDCIMツールSunbird dcTrackの詳細はこちら
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