データセンターの脱炭素化を支援するDCIMの機能(ASHRAEチャート編)

K-Iwasaki

データセンターの空調にかかるエネルギーとそのコストは、全体のおよそ半数近くと言われており、コスト削減と共に脱炭素化、SDGsが求められる今、無駄のないより効率的な冷却を行っていくことは全てのデータセンター企業にとっての最も大きなチャレンジの一つであるといえます。そこで冷却効率化を目指して各データセンターでは様々な取り組みが行われています。

データセンターの冷却に係るコストを削減するには、冷やしすぎ(過冷却)を無くし、かつIT機器にとって最適な温湿度環境を整えてあげることです。では、それを実現するための指標のひとつに「ASHRAEチャート」があります。

エネルギースター(Energy Star)によると、データセンターではサーバーの吸気温度を1°F上昇させるごとに、エネルギーコストを4~5%も削減できるとしています。また、ASHRAE(アメリカ暖房冷凍空調学会)が推奨する温度範囲は、サーバーの吸気口で18~27℃ですが、データセンターの管理者の中には、安全策をとって更に温度を下げている人もいるようです。これはエネルギーとコストの無駄遣いにしかなりません。

その課題解決を支援する機能として、Sunbird社のPower IQ DCIMソフトウェアでは、現在のサーバールーム内の各ラックの温湿度状態をASHRAEチャート上で分かりやすく表示します。運用担当者は、このリアルタイムなASHRAEチャートを確認しながら、ゆっくりと空調機の温度を下げていくことで、リスクを伴わずにこのような大幅な省エネを実現することが容易にできるのです。


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