【DCIM FAQシリーズ⑥】DCIMシステムを構築するには何が必要ですか?

K-Iwasaki

弊社では様々なお客様からデータセンターインフラ運用に関する改善のご相談を受け、その中でDCIMのご紹介を進わけですが、実はDCIMシステムの全体構成をしっかり理解されていない方も一定数いらっしゃることが分かりました。そこで今回は、DCIMのシステム全体の構成をざっくり解説いたします。

DCIMシステムは一般にセンサーを含む監視系デバイスと、ソフトウェアの組み合わせで構成されますので、大まかにはその二つが必要になるということです。

監視系デバイス

まず監視系デバイスについて説明します。

DCIMで管理されるインテリジェントラックPDU(=電力計測機能をもつコンセントバー)や温湿度監視デバイスなどの監視系デバイスは一般的にはラック内に設置されます。あるいは分電盤内の分岐ブレーカーに設置される電流計測センサーを監視する場合もあります。尚、それらは当然、DCIMソフトウェアと通信するためにネットワーク対応している必要があります。

DCIMソフトウェアが一般的にサポートするプロトコルは、SNMP(あるいはModbus TCP)です。これはメーカーによって多少異なりますので、監視系デバイスが検討されているDCIMソフトウェアでサポートしているかを確認する必要があります。(但しプロトコルが非対応でもプロトコル変換ゲートウェイを使えば対応できる場合もあります)

管理ソフトウェア

次にそれらの監視系デバイス全てを集中管理するソフトウェアについて説明します。

DCIMのソフトウェアでは各センサーが計測したデータを取得してデータベース内に蓄積します。データベース内にデータを長期間蓄積することで、過去のトレンドを把握したり、過去データを後から参照できるようになります。

ちなみにSNMPSimple Network Management Protocol(シンプル・ネットワーク・マネジメント・プロトコル)の略で、言葉の通りシンプルなプロトコルです。簡単に説明すると、データは送りっぱなしで、TCPプロトコルのようにデータが相手にちゃんと届いたかどうかを確認する仕組みはありません。それ故データ送信途中でなんらかの理由で遅延が起こりタイムアウトになっても再送信は行いません。よって、SNMPデータを送受信するデバイス〜ソフトウェア間は同一LAN環境でより近接している事が望ましいです。近接接続であればネットワークの遅延も起こりにくくより確実にデータのやり取りができます。

典型的なDCIMシステムの概略図

尚、DCIMソフトウェアには計測データ管理機能に加え、アセット情報(資産データや配線データなど)を管理する機能も重要な機能のひとつです。DCIMソフトウェアによってはこの「計測データ管理」と「アセット情報管理」が2つのモジュールに分離していることがあります。そして2つのモジュール間は一般的にAPI通信でリアルタイム同期します。これは多拠点管理を行う上で理にかなった構成と言えます。各拠点のLAN環境内で収集されたデータは「計測データ管理」を行うDCIMで集中管理され、それらは全て「アセット情報管理」機能を持つDCIMに同期されます。拠点が複数になっても全体を一つのシステムで統合管理できるということです。

以上、簡単にDCIMシステム全体の構成イメージを解説いたしました。
もちろん実際には今回解説した以外にも様々なコンポーネントは存在します。いずれにしましてもお客様の環境・構成やニーズ・目的に応じて構成は異なっていきます。それぞれのお客様への最適な構成をご提案するのが弊社の役割であると思っております。

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