「ソリューション」について考える

K-Iwasaki

「ソリューション」という言葉が使われるようになってずいぶん時間が経ちました。ソリューションを日本語で言うと「問題解決」というように言われたりしています。一方、ビジネスシーンでは、「企業が抱える課題問題をシステムやノウハウ、人材などの様々な方法で解決する」という意味で用いられています。さらにIT業界では、課題を解決するためのシステムそのものを指すこともあったりします。例えばITソリューションとして、社内研修のEラーニング導入もこの部類に入っています。

「課題」?、「問題」??

では、課題や問題の解決とは何でしょうか?実は、「問題」と「課題」は厳密には異なります。
まず「問題」とは何かを考えて見ましょう。

例えば以下の例で考えてみましょう。

身体の調子が悪い、だるい、熱っぽい       → 問題

医者に行き診断してもらう インフルエンザと判明 → 課題

医者が処方し投薬を決め、過ごし方を指示     → 施策

本人がうつさないように、休んで回復 → 課題解決(=ソリューション)

このように、問題から課題を導き出すことが重要であると考えます。しかし、そもそも企業が、現在抱えている問題を全て把握しているかというと、実は正確に把握しきれていないケースの方が多かったりします。

ソリューションは上述のように問題解決というのであれば、「問題の」ということを明示する必要があります。問題には、潜在的問題と顕在的問題があり、潜在的問題の方が潜在的問題より圧倒的に多いとされています。特にシステム系では、この潜在的問題をいかに顕在化させるかが、ソリューションを最大化させるうえで非常に重要となります。

弊社にも問題を抱えられたお客様からいろいろと問い合わせが入ってきます。「熱だまりの問題がある」といった比較的わかりやすい問題もありますが、難しいのがやはり「DCIM」のシステム系に関する問い合わせです。「上層部から導入の指示があったので」といった理由であったり、「運用を改善したい」といった漠然とした理由で問い合わせされてこられる方もいらっしゃいます。そういったお客様に対しては弊社は、製品の提案の前に必ず「問題が何なのか?」をまず明確にします。問題が明確に特定できなければ提案を見送ることもあります。さらに問題特定後に課題を導き出す段階で、DCIMによる「施策」が適切な課題解決であると判断できた段階で、ようやく具体的な提案に入らせていただいています。これは導入に失敗しないために重要であるからです。

 企業経営に於いては、様々情報は蓄積されていますので、過去からの趨勢を把握することは可能であると思われます。しかしその情報から、問題点を導き出すのは難しいのかもしれません。弊社はその点にフォーカスし、お客様の潜在的な問題を導き出すところから協力をさせていただいております。

(共著:M.M氏)


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