インフラ運用の属人化から脱却する

K-Iwasaki

皆様のデータセンター、サーバールームはどのような人員体制で運用が行われているでしょうか?

データセンター運用と一言で言っても非常に多岐にわたります。アプリケーションやサービス、それを支えるサーバやネットワーク機器などのITインフラ、そして更にそれらすべてを支えるラック・電源・ケーブル配線などの物理インフラなど、様々です。

一般的にアプリケーションやサービスなどの上位レイヤになるほど、エンジニアの数も多く、運用は標準化されているようです。逆に言うと、ラック・電源・ケーブル配線などの物理インフラの部分はエンジニア数も圧倒的に少なく、属人化が顕著であると思われます。
また同時にこの部分にはシステムにコストをあまりかけない傾向があります。
そうなると結果的に、ごく一部の担当者にリスクをゆだねることになります。

「運用の属人化」によるデメリットは企業に多くのデメリットをもたらすとされ、属人化からの脱却は重要であると言われています。

「属人化」は具体的にどのようなデメリットがあるのでしょうか?

・ チェック機能が働かず、ミスや非効率な作業に誰も気が付かない
・ 担当者が体調を崩して業務に携われなくなった際に、他の誰も内容をわからない
・ 担当者が部署移動、あるいは退職してしまうことで、運用がうまく引き継がれず、遅延やトラブルに発展する

これは担当者が作った独自のツールを使っていたり、あるいは経験と勘だけで業務をこなしていたりといったことによる業務のブラックボックス化が原因です。

運用業務を「標準化」する

ではどうすればよいのでしょうか?
「業務のブラックボックス化が原因」ということであれば、独自のツールを使わずに、他のスタッフも使える共有ツールを使えばよい、となります。
ただ「共有ツール」はツール自体がそのような機能性を持っていることが前提となりますので、単純に「共有する事を考慮されていない独自のツール」を共有するだけではうまくいかないケースが多いです。
また、独自のツールは引き継ぎがうまくいかないと、誰もサポートできなくなる危険性をはらんでします。

この課題を回避するには、「市販のツール」を使うことです。

市販のツールは以下のメリットがあります。

・ 数多くの導入実績から得たフィードバックをもとに、機能や操作性が最適化されている
・ もともとグループで共有しながら使える機能性が備わっている
・ メーカーサポートが充実し、使い方がわからなくなるといったリスクがない
・ 業界トレンドに従い、常に最新の機能バージョンアップがある

もちろん、市販ツールも独自の操作体系であるため、このツール自体が別の属人化を招かないか?という懸念もあるでしょう。
しかし、上記に述べるメリットは、独自ツールを使うよりはるかに運用上のリスクを抑えられるのではないかと思います。


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