【DC運用ユースケース】ゾンビサーバの排除




近年、仮想化技術によりサーバの集約化は進み、物理サーバあたりの効率は改善しています。しかし、データセンター内には非稼働あるいはほとんど稼働していない「ゾンビサーバ(又はゴーストサーバとも呼ばれます)」が依然として残っていると言われます。


2017年に発表されたレポートによると、物理サーバの25%、仮想サーバの30%は、ゾンビサーバーであったとの結果が報告されました。(尚、調査では仮想サーバも対象に含まれていた)


ゾンビサーバの存在は、データセンターに様々な潜在的な問題を引き起こします。

ゾンビサーバが使用する無駄な電力は、データセンターの電気代を不要に高めてしまいます。また、ゾンビサーバが占有するラックスペースは、データセンターの面積効率を低下させます。あるいはネットワークポートもゾンビサーバが食いつぶし(ゴーストパッチ)、余計な追加機器投資の原因にもなってしまいます。


そこで、DCIM(データセンターインフラ運用管理)ツールでは、このようなゾンビサーバを検出する機能が備わっています。これを活用する事で、ゾンビサーバを排除し、データセンターの電気代削減や、スペース利用効率の向上、あるいはIT投資費用の削減など、様々なメリットをもたらします。


具体的にどのようにゾンビサーバを特定するのかを見てみましょう。


利用電力量による特定


アイドリング状態が長く続いているサーバ、あるいは電源がシャットダウンされているサーバのことを「ゾンビサーバ」と呼びます。


例えばコンセント単位で計測可能なインテリジェントラックPDUなどを使い、サーバ単位の電源計測を行っている場合、DCIMツールの機能と組み合わせ、ゾンビサーバを特定することが出来ます。


例えばSunbird DCIMの「ゴーストサーバーレポート」を使うと、サーバ単位での電力計測値一覧がリスト表示されます。これには、指定した期間内での最小値・最大値・平均値、そして合計電力量が含まれます。


このレポートの結果から、極端に電力使用量が少ないサーバ(=ゾンビサーバの可能性)を特定する事ができます。



ゾンビサーバの撤去作業も簡単に


次にそれらのサーバの在処を特定しなければなりませんが、これもDCIMを遣えば一発でどのラックの何Uに搭載されているかが分かります。


また仮想マシンの場合でVMWareとの自動連係をしている場合には、どの仮想サーバが動作しているかについても確認できます。


それらの情報を元に、ゾンビサーバの排除に容易に取り組むことが出来るようになるわけです。


そして、仮にサーバを撤去する事になった場合に、ケーブルがぐちゃぐちゃで電源やパッチコードがどこに繋がっているのかわからず撤去に苦労するといった問題についても、DCIMでラックPDUとの電源接続やネットワークスイッチとのパッチコード接続などが出来ていれば、リスクを抑えつつ迅速に撤去作業を行えます。


結果的に、電気代の削減、スペースの増加、空きポート数の増加を非常に効率的に実現することができるようになるということです。


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