【DCIMケーススタディ – Sunbird DCIM】MacStadium

K-Iwasaki

MacStadiumは、世界中の何千もの企業およびApple iOS開発者、モバイルテストチーム、DevOpsエンジニア向けにIaaSサービスを提供している企業です。
 
COVID-19パンデミックは、モバイルアプリの需要を大幅引き上げ、その結果、MacStadiumのソリューションとサービスは劇的に成長し、同社は迅速に適応して各拠点で事業を拡大しなければなりませんでした。
その事業の急速な拡大に伴い、データセンター内のすべての物理資産やフロア、ラックスペースをリモートで監視・管理できる堅牢なDCIMソフトウェアが必要になりました。
 
MacStadiumには独自の課題がありました。
同社は、一般のデータセンター用サーバーやネットワーク機器ではなく、コンシューマ向けAppleハードウェア製品を扱っています。
これらの製品は、形状やサイズが大きく異なるだけでなく、新しいバージョンがリリースされると、一般的なデータセンター機器よりもはるかに頻繁な組み替えが必要になります。
この複雑さは、彼らの顧客が機器を使用する期間に大きなばらつきがあることで、さらに増します。
 
「お客様はMacサーバを数週間しか使用しないこともあれば、何年も使用することもある」
と、MacStadiumのネットワーク・インフラエンジニアリング担当マネージャー、ロバート・パーキンス氏は語ります。
 
増え続ける一方の業務を効率的に管理し、拠点への新しい機器の導入を迅速に行うのは既存の手動のラック管理台帳システムでは不可能となり、MacStadiumは以下の要件をすべて満たすソリューションを必要としていました。
 
  1. チーム間でのインフラ環境の情報共有が可能であること。どこにいてもそれを閲覧・利用できること
  2. 他のツールとの連携による自動化が実現でき、企業目標の達成を最大化できるツールであること
  3. データセンター内の全ての設備・機器アセットの物理的属性情報を3Dで遠隔地から可視化できること
 
「主な課題は、各データセンターでどれだけのラックスペースが使われているかをC-Suite(経営陣)が把握できないことだった」とロバート氏。
拡張計画の判断をするためには、遠隔の海外施設の常駐スタッフが、現地で利用可能なリソースや仕様を確認して報告する必要がありました。「私たちは、より高い可視性を提供するソリューションが必要だと考えた」
 
ソリューションを探していたMacStadiumは、いくつかの製品のデモを見た後、Sunbird DCIMの採用を判断しました。
「決めては、APIを提供してくれて、既存の制御システムと連携することができたから」
 

可視化・作業時間の大幅な削減をもたらしたSunbirdのソリューション

 
Sunbird DCIMソフトウェアにより、MacStadiumは海外の各データセンター拠点をリモートで監視・管理できるようになりました。
MacStadiumは、Sunbird dcTrackの3Dビジュアライゼーションを活用し、施設全体のラックスペースと機器をリアルタイムで管理しています。
運用スタッフは遠隔で機器の正確な位置、技術仕様、他の機器との接続などを瞬時に把握することができるようになり、追加変更時に現地スタッフに毎回データセンターに入って探し回ってもらう必要はなくなりました。
 
「Sunbirdは意思決定のプロセスを確実にスピードアップしてくれた」
 
dcTrackの導入に続き、MacStadiumは監視を行うPowerIQも導入しました。
これにより、施設の電力使用量をリアルタイムで測定・追跡し、電源使用量の傾向や容量を確認できるようになりました。
 
「また、我々にはMacStadium独自の技術やビジネスニーズがあり、システムにカスタムモデルを構築しなければならなかったが、Sunbird DCIMでは、通常のデータセンターでは見られない特別なラックが管理できたというカスタマイズ性に特に満足している。これは素晴らしいこと」とロバート氏は語っています。
 
最後に、ロバート氏はSunbirdの最高のサポート体制にも感謝を述べています。
「私たちは典型的なSunbirdのお客ではない。しかし、彼らのサポートチームは我々を助け、ずっと手を差し伸べてくれた」

 
 

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